Moneroの10倍稼げると話題のRaptoreumをCPUマイニングしてみる
9月28日に書いた記事なのですが、ちょこちょこやり方が変わっているので、10月13日、11月17日に修正しています。最新の情報はご自身でもお確かめください。
Raptoreum(RTM)という暗号通貨は、価格の上昇に対してマイナーの参戦が追い付いてないらしく、Moneroの10倍稼げるらしい。追記: まあ、今はそんなに稼げないんですけどね。
公式サイトにはなんか色々かっこいいことが書いてあります。マイニング面でいうと、ASIC耐性強くてマイニングが分散することが売りらしい。
換金が面倒くさそう
BinanceやCoinbaseといった有名な取引所に上場していないので、RTMを売るには良く分からない(悪く言ってしまえば怪しい)取引所に登録する必要があります。
マイナーな通貨なので売却するまでに価格が大きく下がってしまう可能性もありますし、ビットコインなど有名銘柄と比べると板が薄いため、大量に売却すると価格を押し下げてしまう可能性もあります。
CoinMarketCapで上場してる取引所一覧が見られると便利なのですが、Raptoreumはまだ登録されていないようです。CoinGecko なら載ってました。 追記: 記事を書いた当初(9月28日)はCoinMarketCapに載ってませんでしたが、今は載っています。
Raptoreum公式ウォレットはこんな感じ
https://raptoreum.com/ のDownloads→Walletを選ぶとGitHubのページに飛んでダウンロードできます。Windowsユーザーなら「raptoreum_バージョン名_windows_64.zip」をダウンロード。解凍してインストールします。
Bitcoin Coreのようなシンプルなウォレットです。フルノード方式のため同期に時間がかかります。
受取タブの「支払いをリクエストする」ボタンからアドレスを生成すれば、それでマイニング報酬を受け取れます。あと、ウォレットのバックアップとかもBitcoin Coreと同じようにできるはずなので、色々調べてやってみてください。
まあ、取引所が信頼できるのであれば、マイニングプールからの払い出し先を取引所のRTM入金用アドレスにしても良いと思います。取引所ごとに最低入金額とかあると思うので、そこは注意。
取引所からクレームがあったらしいという情報があったので追記
入金頻度が高すぎると取引所にとって迷惑みたいです。マイニングプールの設定で自動出金頻度を下げるか、自分のウォレットに入れると良いらしい。(情報元: PC人間 さんhttps://pcningen.com/pc/raptoreum/ )
マイニングしてみる
https://miningpoolstats.stream/raptoreum このサイトでマイニングプールが見られます。実績やハッシュレートを見て、信頼できそうだなっていうのを選ぶと良いでしょう。
私は昔モナコインをCPUで掘ってたときにMPOSベースのマイニングプールを使っててそれに慣れてたので、 https://rtm.suprnova.cc/ を使うことにしました。
追記:XMRigマイナーで掘る場合はこちら
マイニング効率の高いXMRigマイナーがRaptoreumに対応しました。こちらの記事もぜひご覧ください。
公式マイニングソフトのダウンロード
https://raptoreum.com/ のDownloads→CPU Minerを選ぶとGitHubのページに飛んでダウンロードできます。".7z"という拡張子になっているので、7-Zip等を使って解凍してください。
解凍すると、色んなバッチファイルとexeファイルが入っています。readme.txtを見て自分のCPUにあったものを選んでみてください。例えば、Ryzenの3000番台を使っていればcpuminer-zen2、Ryzenの5000番台ならcpuminer-zen3、インテルのHaswell, Broadwell, Skylake, Kaby Lake, Coffee Lake, Cascade Lakeならcpuminer-avx2を使います。
ver.1.2.0からバッチファイル内にCPUの判別機能が付いたみたいです。
マイニングプールへのつなぎ方
9月28日はバッチファイルでアカウントの設定とか書いてましたが、ver.1.2.0以降はconfig.json内に書くように変わったようです。そこにマイニングプールサーバーのURL、ユーザー名、パスワードなどを書いてってください。
suprnova.ccに会員登録せずにマイニングする場合
バッチファイルはこんな感じに書き変えます。
cpuminer-適したやつ.exe -a gr -o stratum+tcp://stratum.apac-hkg1.suprnova.cc:6273 -u 自分で生成したウォレットアドレス -p x
suprnova.ccに会員登録する場合
cpuminer-適したやつ.exe -a gr -o stratum+tcp://stratum.apac-hkg1.suprnova.cc:6273 -u ユーザー名.ワーカー名 -p ワーカーパスワード
ワーカー名とパスワードはログイン後のMy Account→My Workersから追加・管理できます。あと、支払い先アドレスの追加や自動払い出し額の設定とかもEdit Accountからしておいてください。(会員登録なしでも同時並行で数時間掘っていたら、10.89RTMや10.12RTMで払い出されました。10RTM貯まったら払い出されるようです)
会員登録するとこんな感じになるので、稼働状況の管理がしやすいかも。
tune_configについて
最初はこんな感じ↓のtune_configというファイルを生成するらしく、動かし始めてから1時間ぐらいはTestingの時間が続きます。tune_configが一度生成されると、次回以降はそれを読み込んですぐにマイニング開始してくれます。
一応tune_presetsというフォルダにtuneのプリセットも入ってるみたいです。RTMの、一応tune_presetsというフォルダにtuneのプリセットも入ってるみたいです。ver1.2.0以降はtuneの仕様は変わってるみたいなのでとりあえず自動でtuneしてみてください。
各マイニングプールでGetting Startedみたいなページがあったり、Raptoreum公式のマイニングのやり方ページ→ https://docs.raptoreum.com/#/howtomine があったりするのでそれも参考にしてみてください。
どれぐらい掘れるのか
Intel Core i9-9900XのマシンとAMD Ryzen 9 3900Xのマシンを使ってマイニングしてみました。1時間で39.77RTM掘れたので、1日950RTMぐらい掘れることになります。2021年9月28日現在、1RTMが0.012$ぐらいなので、日本円に換算して、1日約1270円。
消費電力は2台合わせて300W、電気代は30円/kwhとすると、1日の電気代は216円。結構利益率高いですね。
SouthXchange使ってみた
ただ、使い慣れていない取引所を経由して現金化するという過程で、どれだけ手数料が掛かるかも調べる必要もあります。
私がなんとなく選んだSouthXchangeでは、一番下のランク(Standard)だと、Maker fee / Taker feeが0.100% / 0.300%でした。高すぎるわけではないので良かった。
ビットコインに変えたあとの出金はLightning Networkが使えたので、早くて楽でした。こんな感じ↓
Kotoのようにオワコン化する説
私は昔、Kotoという国産暗号通貨をCPUマイニングしたことがあります。これもRaptoreumと同じようにASIC耐性があるとされていて、公式からはCPUマイナーだけ公開されていました。(のちに非公式のGPUマイナーが登場してしまうのですが)
そのKotoは、今はほぼ買い手がいません。Kotoの下落をリアルタイムで見てきた身として、RaptoreumもKotoのようにオワコンにならないか心配です。
画像はCrex24の取引ページより
単なる送金ができる暗号通貨はたくさんあるので、Raptoreumは色々機能がついて便利に使えるようになると良いですね。イーサリアムのように様々な場面で使われるようになれば、価格も安定すると思います。
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